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2011年07月22日

小学校稲作講師

昨日は午後から区内の小学校にバケツ稲の講師として出掛けてきました。
小学校稲作講師

2年目の今年は学校側の事情も考慮でき、内容も膨らめ田んぼに絡めて環境、食育などの話もしています。

小学校稲作講師

「いきてる」中山千夏さんの絵本です。

「いきてる いきてる いきている」からはじまる絵本を朗読しました。

人間は自然界から恵みをいただいて生きている。生かされている。そんなことを知ってほしくて、朗読しました。


児童はなかなか手強く人の話を聞きません。外部からの講師でも変わりません。

初回は「猪のチャーシュー」を試食してもらい「何故猪が身近に居るのか」そんなところから、農業、農家、環境の話をしました。

今回は「野菜のアイスクリーム」を試食してもらい「乳牛」について「牛乳はどうして出るのか」「雄はどうなるのか」「乳が出なくなった牛は・・・」というなかなか学校では話せない事を伝えました。

「えさ」を与えている間は静かなんですよねぇ・・・


今の児童は本当に“現場”を知りません。身近にあったとしても大人が隠してしまっています。

「卵を産めなくなった鶏が拉麺のスープの出汁になる」「乳が出なくなった牛がレトルトカレーの肉になる」そんな事は知りません。

知らなくても生活には支障はありません。でも、そのような家畜達の一生を知ることで「命の大切さ」「食への感謝」が生まれてきます。

9月下旬には最後の授業があります。この時には籾擦りです。自分の手でお米にします。

それにはこれからの一ヶ月がとっても大切です。児童には「その時の為に夏休みにしっかりと水管理をしてほしい」と伝えました。

どんな収穫になるのか、今から楽しみです。


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Posted by kisegawa at 07:33│Comments(2)父さんの勉強
この記事へのコメント
自分の食べているすべてのものや流れを知ることは大切ですよね。
根本的なところってなかなか学校では伝え切れていないのでしょう。
知りたい者が知ればいいのではなく、理解する必要性も大いにあると思いますね。 
ペットボトルの原料とか・・・。レトルトカレーの原料、知りませんでした。
主婦失格なり。
Posted by かおかお at 2011年07月22日 10:31
☆かお さんへ
コメントありがとうございます。
このような授業を児童に対してさせてもらえていることに大変感謝をしています。

やはり学習をする前から食べることはしているのだから、学ぶべき大切なことだと思います。

また、このような授業ができる仲間が、授業を理解してくれる学校関係者が増えてほしいです。
Posted by 晃ちゃん祐ちゃん父さん at 2011年07月22日 16:28
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    コメント(2)