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私達は「GF ぐり~んふぁ~む」です。
2010年10月04日
1粒の重さ

小学校の稲作体験学習で収穫しましたお米を精米してきました。
今年は猛暑の為に生育は順調とは行かず、収量も少なかった事を記事にしましたが、精米されたお米もしっかりと被害状況を示したものとなりました。
お米の粒は小さく、白濁したものも目立ち、割れるものもありました。
一生懸命に管理した児童達には厳しい現実となってしまいました。しかし、ここに残ったお米は厳しい夏を乗り切ったお米。それをしっかりと味わって、困難を乗り越えられる児童になって欲しいです。

3クラス90名の児童が植えた苗は約300本。収穫できたお米は2.2キロでした。
先生が「各自が食べられるお米が収穫できたら良いですね」と言われていましたが、精々おむすび半分あるかどうかというところです。
でも児童達にはとっても意味のある1粒です。
お米は1粒0.02グラム程度です。しかし、今回の経験で得られるお米1粒はきっと重みのある1粒となってくれると思います。環境問題を1年間を通じて学習している児童達には、肌で感じられる学習ができたんだと思います。
本来なら「いっぱい取れたね」「美味しいね」と笑顔がいっぱいの学習となるつもりで引き受けた講師でしたが、少し悔いも残ります。
Posted by kisegawa at 11:50│Comments(2)
│父さんの勉強
この記事へのコメント
子供達の大きな自信につながることでしょう。 育てることの大変さや収穫できた嬉しさは心にきっと残ります。
おにぎりの味も格別だったことでしょうね!
おにぎりの味も格別だったことでしょうね!
Posted by かお
at 2010年10月05日 14:43

☆かお さんへ
ほんの少しだけでしたが、児童の学習のお手伝いができて楽しかったです。
苦労して口に入る物の味を何時までも覚えていて欲しいです。
ほんの少しだけでしたが、児童の学習のお手伝いができて楽しかったです。
苦労して口に入る物の味を何時までも覚えていて欲しいです。
Posted by 晃ちゃん祐ちゃん父さん at 2010年10月08日 00:13