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2010年06月14日

バケツに田植え

先週の金曜日に市内葵区の小学5年生を対象にバケツに稲の苗を植えつける田植えを指導してきました。
バケツに田植え

指導とは書いたのですが、父さんもバケツには初めてなので、一緒に勉強です。
バケツに田植え
授業の時間は2コマ。

先ずは田植えまでの説明をし、実際に田植え、そしてその後の管理の説明と順序立ててやってみたものの・・・

バケツに田植え
螻蛄です。久し振りに見ましたねぇ。休耕田の土を採取している時に見付けたので、そのまま淹れておいたのですが・・・
バケツに田植え
植え付ける苗は2本組を3箇所。と言ってみたものの全く話を聞いてなくて困りました。予定時間をオーバーしてしまうし、泥遊びを始めてしまうし・・・
バケツに田植え
そんな中に一つ素晴らしいことがありました。

この写真に写っている生徒は植え付けた後に手を合わせて一生懸命にお祈りをしていました。「大きく丈夫に育って・・・」と願いを込めていました。

こう言うのって忘れているんですよね。反省です。
バケツに田植え

2コマ目。

時間が押してしまった関係で、校庭で行うハズだった今後の管理作業の説明を。それから「田んぼがどうして必要なのか。」を話しました。十分に伝わらなかったかもしれませんが、これからフォローしていくことにしています。

そして、最後に数分間生徒にDVDを見てもらいました。

「いのちの食べかた」という映画です。この中で雛がブロイラーになり出荷されて行くところを見てもらいました。

最初はベルトコンベアに乗っていく雛を見て笑ったり、「可愛そう。」と言ったり様々でした。出荷の作業は全員が「可愛そう。」「酷い。」を連発していました。

DVDを止めて「ケンタッキーが好きな人?」と問いかけました。

一瞬で教室は静まり返りました。生徒は卵を産む鶏の出荷だと思い込んでいた様子。でも・・・

生徒には「雛もお米も同じ命、大切に育てて下さいね。」そう言って教室を出ました。人が生きて行く為に生きているモノの命をもらう。命のバトンを受け取る。

私の気持ちが少しでも伝われば、この授業で切欠になれば幸いだと思っています。本当に良い経験をさせてもらいました。


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Posted by kisegawa at 09:00│Comments(0)父さんの勉強
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