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2009年11月11日

土壌分析

今年もやっと肥料ふりが終わりました。10月下旬から始めたのにこの時期まで掛かってしまいましたが、なんとかセーフでしょうか。
土壌分析

8月に3箇所(屋敷、ドウノウエ、スケガワ)の茶園の土壌を採取して、土壌分析に出しました。もうこの分析に出し始めて5年に。
土壌分析

今年はそれなりに改善が数字として表れたので安心しています。数値として確認ができるのは良いです。

基本的には茶園それぞれに専用の設計が組まれます。3箇所ある茶園ですが、ドウノウエだけが別設計です。日照時間など環境の違いが、肥料吸収に影響を与えて利用率が違うそうです。
土壌分析

必要な時に必要な養分を必要な量施すという当たり前なこと。そして、それを数字として確認できるシステム本当にありがたいです。そして、お財布にも優しい(*^。^*)


従来のJAなどの設計ではこうはなりません。あくまでも全体を見ていますから、細かいところまで行き渡りません。しかし、それは職員だけが悪い訳ではなく、数を売るというシステムを作り上げた組織が悪いかと思うんです。

ただ、職員の方にもこのような機関と連携して、農家を助けて欲しいと思います。


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この記事へのコメント
私も農業に関わる仕事をしていますが、
このような化学的な分析は必要であるし
この分析結果を有効に利用していくべき
だと思っています。

しかし、私どものお客様はこのような
分析を行って、施肥指導をさせて頂いても
残念ながら「今までと変えるのは怖いから
肥料はいつもと一緒にする」って方ばかり。

なかなか積極的に化学的な数値を取り
入れるのは、難しく、苦戦してます。

コストにも、環境にも必要なことだと
思うんだけどなあ。

長々とすいませんでした。
Posted by 次世代農業次世代農業 at 2009年11月11日 10:47
こんばんは、私は農芸環理を始めて4年目になります。茶の木はすごく生き生きと元気になり、力のある茶園になりました。しかし、茶商の望むお茶ができるかどうかは別な問題のようです。もっともっとミル芽での摘菜が求められています。
 泥の船でもできるだけ沈まない泥の船にしたいと思います。
 
Posted by 泥舟 at 2009年11月12日 00:09
☆次世代農業さんへ
私も最初は?でした。でも、実際に採用されている農家の圃場視察や話を伺うことで不安は消えました。
実際に採用されている農家の実績は素晴らしく、苺なら10aで800万、ガーベラなら10aで1200万と一般の農家の倍の数字をあげられていました。

確かに「今までと変えるのは怖いから肥料はいつもと一緒」って方は多いですが、私の周りは我が家を見て変えられる方が出てきました。
守りではなく、攻める農業をされているようです。
Posted by 晃ちゃん祐ちゃん父さん at 2009年11月12日 09:14
☆泥舟さんへ
農芸環理仲間なんですよね。ブログを見ていてもらえて嬉しいです。
「茶商の望むお茶ができるかどうかは別な問題のようです。もっともっとミル芽での摘菜が求められています。」と書かれていますが、我が家では茶商と茶期前、摘採前に話し合いをしています。

茶商が求めている製茶を心がけています。「ミル芽」はあまり言われません。ミル過ぎると特徴が出ません。
茶商さん自体の好みもあると思われますが、違う茶商さんにあたられるのも手ではないでしょうか。
農芸環理の管理なら理解してくれる茶商はいると思われますが。
Posted by 晃ちゃん祐ちゃん父さん at 2009年11月12日 09:23
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    コメント(4)